2023-08-01から1ヶ月間の記事一覧
(ウクライナ侵攻の影響もあってか)昨年一番売れた本だそうで、50万部を突破しているという大ヒット作。 何度も行われる戦闘シーンの描写も、しっかり読めるし、 自分が言うのもおこがましいが実によく出来た作品なのだが、 何がびっくりってこれがデビュー…
前作に続けて読んで改めて思ったが、なんか人間の描き方が単純ではないか?被害者側は基本善良で、貧しい生まれながらたくましく這い上がろうとする人たち。 加害者側は悪辣で、他人を食い物にする下衆。 という単純極まりない構図。 良い人に見えたけどこ…
クレイヴンのポーシリーズ第二作。前回「ストーンサークルの殺人」(面白かった)を読んだ時は、二作目はどうなるのかなーと思っていたが、期待を上回る面白さだった。 クレイヴンさん舐めてましたすみません。 今回は、主役のワシントン・ポーが以前逮捕し…
永山絢斗の件があって公開が危ぶまれたが、ひとまず無事に観られてよかった。 が、わざわざ前後編に分けた割には……という印象は否めない。 特に前半は、細切れのエピソードを並べただけで、 果たしてストーリーとして成立していたかどうか。 原作がある映画…
「覇王の轍」が面白かったので、前の作品を読んでみた。ただ、書かれた時期がこちらの方が古いからか、ちょっと微妙、と思うところがいくつかあったかも。 超聖人過ぎる被害者、 それまでに縁があったわけでもないのに、日本の産業界について非常に親切に(…
二部構成の作品。前半の「就職試験」部分はなんとも、フーン……という程度。 後半の「それから」がいわゆる謎解き部分だが、 ここで大きく一捻り入り、ラスト付近でさらに一捻り。これがよい。 また、就活というテーマ設定の妙よ。 多くの元学生たちの心に刻…
予定の合間を埋めるため、映画館へ。 時間が合うのがこれか侍ジャパンの記録映画だったので、 メガヒット中と聞くこちらを選択。3Dで、吹替版でした。 ちなみに、スーパーマリオのどれかは借りてプレイしたことはあるが、 へたくそなので最後まで行けた覚え…
理想的な社会派ミステリってのはこういうやつ!と思わされた良作。まったくはじめて読む作者と思っていたが、この本は「震える牛」のスピンオフだったらしくて、実は二度目ましてだった。 震える牛は面白かった、という記憶はあるものの内容は一切覚えてい…
エリザベス女王が登場人物(※主人公)として登場する、という日本では俄かに信じがたい小説。(日本だと何となく不敬罪?的な感覚を覚えるような)エリザベス女王は英国民から深く敬愛されていたと思うけど、日本の天皇陛下へのそれとは種類が違うんだなぁ…