ばばぶろぐ

読書や映画の感想を記録のために書いています。ミステリが好き。

2024-09-01から1ヶ月間の記事一覧

東野圭吾「クスノキの番人」感想

何となく手が伸びずにいたが、 続編も出たわけだから人気があるのだろうと読んでみた。 相変わらず非常に読みやすく、普通に面白くもあったが、 こちらの期待値を超えてきたわけではない、という印象。 主人公の玲斗は、職場を解雇され、腹いせに盗難未遂を…

キャサリン・R・ハワード「ナッシング・マン」感想

面白かった。 五件の強姦/殺人事件を連続して起こし、そのまま逮捕を免れている凶悪犯<ナッシング・マン>ことジムが視点人物。 今はうだつの上がらないショッピングモールの警備員を務めているが、 自分はかつて口中の人々を震撼させたんだ、というゆがん…

ネビル・シュート「パイド・パイパー 自由への越境」感想

第二次世界大戦下。英国老紳士、ジェントルマンのハワードは息子を亡くし、フランスに傷心旅行へ。 しかし戦局の悪化に伴い、祖国の為に何かをしなくてはという思いに駆られて帰国を決意する。 ……が、諸々の事情により、特に血縁もない幼い兄妹を一緒に連れ…

ピーター・スワンソン「8つの完璧な殺人」感想

主人公のマルコムはミステリ専門の古書店主。 過去に書いたブログ記事、「8つの完璧な殺人」を基にして 連続殺人が発生しているのではないかと考えた(正直、「小説を基にした」というほどわかりやすい模倣ではないものも多く、よくそんな発想したな……という…

東野圭吾「マスカレード・ゲーム」感想

映画化された大ヒットシリーズ。エンタメ色強め。 ライバル的な女性警部が新登場。 やっぱり相容れない同僚がいると話が盛り上がるのだろうけど、 男社会の中で働くために(?)対抗意識バリバリの女性で、 乱暴な捜査手法も正義を追い求める故……みたいのっ…

安壇美緒「ラブカは静かに弓を持つ」感想

ファンタジーっぽいタイトルだが現代日本が舞台。 JASRAC(仮)による、音楽教室でのレッスン中に使用される楽曲に対する 著作権料徴収に絡んだ、事実を題材にしたフィクション。 これ、ニュースになったから当時見たとは思うんだけど、もうすっかり記憶にな…

辻真先「殺人の多い料理店」感想

何となくタイトルに惹かれて読んだだけ。 タイトル通り、宮沢賢治を題材にしたミステリって感じだけれど その他に特筆すべきところはなかったかなという印象。 ただ、忘れそうなので記録のため記載。 自分の勝手なイメージだけど、 昔って結構次から次に本を…

映画「ラストマイル」感想

ブラックフライデーを迎え、多分一年で最も注文が多いAmazon(仮)から届いた段ボールが爆発するという事件が連続で発生するというサスペンス。群像劇……ともいえそう。 大量の荷物を運ぶベルトコンベアを少しでも止めると利益率が落ちるという状況で、爆弾探…

早見和真「店長がバカすぎて」「新!店長がバカすぎて」

お仕事小説と、覆面作家の正体は誰なのかというミステリっぽさが混ざった感じの、ドラマ化するのにちょうどよさそうな感じ。読みやすいんだけど、自分はちょいちょい何かひっかかるところがあったかも。 まずこの本(店長がバカすぎて)が超傑作!本屋大賞行…