ばばぶろぐ

読書感想を綴ったり趣味の福袋を楽しんだりするブログ。 まとめサイト等への転載はお断りします。

2024-11-01から1ヶ月間の記事一覧

短い読書記録いろいろ①

■アンソニー・ホロヴィッツ「ナイフをひねれば」面白かったけど、ちょっと物足りなかった。何だろう、ホロヴィッツが不幸に見舞われるターンが長すぎた?謎解き部分を楽しみたいのに、そっちが手薄になってる印象。そのせいか今回はホーソーンよりもホロヴィ…

リチャード・オスマン「木曜殺人クラブ」感想

海外ミステリ読んでるとままあるけれど、登場人物がなかなか入って来なくてかなり読みづらかった。同じように片仮名の人名でも読みやすいのもあるのに、何故なんだろう。この本は混乱したって感想を結構見かけたので、私だけの現象ではなさそう。視点がちょ…

アレン・エスケンス「償いの雪が降る」感想

なんかちょっと素敵な感じのタイトルが印象的で、そういえば以前書評で見かけたことがあったなと思い出し、読んでみた。 誰か身近な人の伝記を書こう!という大学の課題に対し、まともな大人が身近にいない主人公のジョーは、介護施設に赴いて手頃な(という…

辻村深月「傲慢と善良」感想

※おおいにネタバレ 「高慢と偏見」にひっかけたタイトル。前評判通り、えぐられるえぐられる……!これだけ読む方の内面に突き刺さるのだから、作者側も自分の心理を深いところからさらけ出す感じで書いているんだろうなと思われ、辻村深月恐るべし、と改めて…