ばばぶろぐ

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リチャード・オスマン「木曜殺人クラブ」感想

海外ミステリ読んでるとままあるけれど、
登場人物がなかなか入って来なくてかなり読みづらかった。
同じように片仮名の人名でも読みやすいのもあるのに、何故なんだろう。
この本は混乱したって感想を結構見かけたので、私だけの現象ではなさそう。
視点がちょこちょこ変わるせいもあるのだろうか……。

リタイヤした老人たちが終の棲家として選んだ高級老人ホーム(的なところ)クーパーズ・チェイスにて、
謎解きを楽しむ老人グループ・木曜殺人クラブ。
しかしそのクーパーズ・チェイスで本物の殺人が起こるのだった。

クラブの老人たちは個性豊かで、ロンとイブラヒムの友人関係にほっこり。
ただメインキャラのエリザベスがそんなに好きになれなかったのもあり、
それほど面白かった!という感想にはならなかった。

基本的にはポップなノリなんだけど、
己の死、親しい人の死がとても身近にある高齢者ならではの
少し物寂しい感じがほんのり漂ってるのが独特。