主人公のマルコムはミステリ専門の古書店主。 過去に書いたブログ記事、「8つの完璧な殺人」を基にして 連続殺人が発生しているのではないかと考えた
(正直、「小説を基にした」というほどわかりやすい模倣ではないものも多く、よくそんな発想したな……という感もあるが) FBI捜査官が来訪し、操作に協力することになる……というようなストーリー。
古典ミステリのオマージュっていうのも売りの一つ(?)なので、
このブログで挙げられた名作ミステリとされる8作の知識があるのが望ましかろうが、
クリスティの2作しか知らなかった自分も問題なく楽しめた。 というか、この本を読むにあたって知っておくべきはまさにクリスティの作品だったように思われる。
が、その辺を語るとネタバレを避けられない感があるので今回は自重。
ちょっと余韻のある終わり方が結構好き。 ついでに、古書店で働く2人のバイトが地味に好き。